第31代天皇である用明天皇のむすこにして、古代日本史における知名度ランキングでは卑弥呼とともに圧倒的な存在。かつては日本の最高紙幣の顔を1984年まで務めていました。
聖徳太子とは、諡号(しごう。後世、死後に贈られた名前)で、生前からそう呼ばれていたわけではないため、厩戸王(うまやどのおう)や厩戸皇子(うまやどのおうじ)とも呼ばれますが、これも後々そう記載されたわけで、同時代の資料では本名が伝わっていません。
そのため、数々の超人的な逸話(10人の人の話を同時に聞けたとか)もあることや、のちの世の聖徳太子信仰などから、実在性を疑われる存在となってしまっています。
その中には、蘇我馬子や蘇我入鹿が聖徳太子のモデルなんじゃないか!?という説もあったりして、なかなか面白いです。興味がある方はぜひ調べてみてください。