第3回の用語解説でも紹介しましたが、再掲。
蒙古襲来絵巻(もうこしゅうらいえまき)は、蒙古襲来絵詞(もうこしゅうらいえことば)とも呼ばれる筆者不明の全2巻の絵巻物。鎌倉時代後期の作で、肥後国の御家人竹崎季長が元寇における自分の戦いを描かせたものとされています。現在は宮内庁の所蔵となっている国宝です。季長を中心に元寇での実戦の様子が描かれており、元側の軽装兵や軍船、使用した「てつはう」などが描かれた唯一の画像史料として知られ、歴史の教科書に掲載されている事が多く、皆さんも見たことがあると思います。次回の範囲になりますが、教科書114ページにも登場。