二条河原の落書(にじょうがわらのらくしょ)とは、建武の新政に対する批判として、建武政権の庁舎近くの二条河原に掲げられたとされる作者不詳の落書です。建武の新政で官僚を務めていたと思われる人物が記録した『建武年間記(建武記)』に収録されて、現代にその内容が伝わっています。88節に渡り、建武の中興当時の混沌とした世相を風刺した七五調の文書で、書き出しは「此頃都ニハヤル物 夜討 強盗 謀(にせ)綸旨」となっています。
簡単に言うと、「新しい政権になったけど、なんも世の中良くなってないじゃんよ!」ってことですね。