今川(いまがわし)は、武家・士族だった足利氏の支流の一族。嫡流は、室町時代に駿河国(静岡県東部)・遠江国(静岡県西部)の守護大名となり、戦国時代に戦国大名への転化に成功。今川義元の代に三河国も支配して東海地方最大の戦国大名となりましたが、1560年の桶狭間の戦いで義元が敗死すると衰退して、戦国大名としての今川家は滅亡しました。しかし、今川義元の息子、今川氏真はその後もしぶとく生き延び、江戸時代には子孫が高家(江戸幕府における儀式や典礼を司る役職、その家格の家柄)として、家名を残して明治維新を迎えました。