位階(いかい)とは、国家の制度に基づく個人の序列のことで、基本的には地位・身分の序列、等級といった意味です。
冠位十二階のところで説明しましたが、大宝律令以降、日本の位階は30階となりました。
この位階はあくまでもGrade・身分の上下であって、実際の職務・担当にあたる「官職」とは別物です。ただ、下の「官位相当の制」にあるとおり、この「官職(仕事・役割)はこの身分の人!」という風に定められました。そりゃあ身分の高い人に主任とかやらせられないですよね。
ちなみに、位階と官職を纏めて「官位」と呼びます。