土偶は、狭義では、縄文時代頃の日本列島で作られていた土人形を指します。土偶のような土人形は、世界的にも多くあり、新石器時代の農耕社会において、農作物の豊饒を祈る地母神崇拝のための人形と解釈されることが多いです。なので、縄文時代という狩猟・採集段階の時代のものとしての類例があまりなく、実際問題、何のために土偶を作った、使ったのかはよくわかっていません。土偶といえば、青森県亀ヶ岡遺跡出土の「遮光器土偶」のイメージが強いと思いますが、個人的には群馬県東吾妻町出土のハート形土偶が好きです。
ざっくり用語解説
土偶
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