ラジレキ

要点から背景まで、流れでおさえる日本史の全体像

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  • 日本の夜明け
  • 大和王権と古墳文化
  • 古代国家の成立
  • 権力闘争と貴族の時代
  • 武士階級の台頭
  • 武家社会の動揺
  • 動乱の戦国時代
  • 幕藩体制の始まり
  • 発展する経済・文化
  • 揺らぎ始める幕藩体制
  • 明治維新と近代国家の形成
  • 脱亜入欧、日清・日露戦争
  • 第一次世界大戦
  • 第二次世界大戦
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契沖

契沖(けいちゅう)は、江戸時代中期の真言宗の僧、国学者、歌人です。徳川光圀から依頼を受けて、文献資料に根拠を求めて実証することを尊重した万葉集の注釈書『万葉代匠記』をつくりました。この結果、万葉集の中の語法に規則性があることを見出すなど、現在の日本語学の基礎となる現象を多く指摘しました。万葉集の正しい解釈を求める内に、契沖は当時主流となっていた定家仮名遣の矛盾に気づき、歴史的に正しい仮名遣いの例を『万葉集』のみならず、『日本書紀』『古事記』『源氏物語』などの古典から採集して分類しました。その研究結果に準拠した表記法は「契沖仮名遣」と呼ばれ、後世の歴史的仮名遣の成立に大きな影響を与えたのです。

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