中国国民党(ちゅうごくこくみんとう)とは、1919年10月に孫文が中心となって、中華革命党を改組して結成した中国の大衆政党です。三民主義を理念としつつ、1924年1月の第1回全国大会でソ連との連携、中国共産党との合作に踏みきり、第一次国共合作を実現しました。翌年、孫文が死去すると蔣介石が台頭。1926年に軍閥勢力を倒すために北伐を開始し、1927年には上海クーデタで共産党と決別します。1928年、北伐を完了した中国国民党は中華民国の権力を握りました。1931年の満州事変以来、日本の侵略が始まりますが中国国民党は中国共産党討伐を優先していましたが、1936年の西安事件を機に共産党の協力に転じ、1937年の日中戦争勃発を機に第二次国共合作を成立させ、抗日戦を共に戦います。日本戦が終了後は再び共産党と対立、国共内戦が起きて1949年に大陸から追い出されて台湾へと逃げました。