阿部信行(あべ のぶゆき)は、陸軍軍人出身の政治家です。内閣総理大臣(第36代)、外務大臣(第59代)、翼賛政治会総裁(初代)、貴族院議員、朝鮮総督(第9代)などを歴任しました。 1939年8月30日に内閣総理大臣に就任すると、さっそく内閣成立の二日後に第二次世界大戦が勃発。阿部はドイツとの同盟締結は米英との対立激化を招くとして「大戦不介入」の方針を掲げました。しかし、陸軍からの反対もあり、翌1940年1月15日に内閣総理大臣を辞任しました。
日本の国際的孤立と2つの戦争|日中戦争・太平洋戦争日本は第一次世界大戦後の戦後不況から経済的苦境に陥り、世界恐慌によってますます困窮の度合いを深めます。日本は大陸への進出を加速させることによって、経済的な苦難を乗り越えようとしました。 しかし、大陸への進出は中国との武力衝突へと発展し、国際的な孤立が深まっていくことになります。日中戦争から太平洋戦争へと発展した日本の戦争は、最終的に敗北を喫してしまいます。 日本の孤立と日中戦争 第二次世界大戦と日本の対応 太平洋戦争の始まりと戦争の終結 歴史年表だけでは語り尽くせない彼らの野望、戦略、そして後の時代への影響を、ラジレキが独自解説します。 14.第二次世界大戦 #33