ラジレキ

要点から背景まで、流れでおさえる日本史の全体像

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  • 日本の夜明け
  • 大和王権と古墳文化
  • 古代国家の成立
  • 権力闘争と貴族の時代
  • 武士階級の台頭
  • 武家社会の動揺
  • 動乱の戦国時代
  • 幕藩体制の始まり
  • 発展する経済・文化
  • 揺らぎ始める幕藩体制
  • 明治維新と近代国家の形成
  • 脱亜入欧、日清・日露戦争
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薪水給与令

薪水給与令(しんすいきゅうよれい)とは、江戸時代後期に出された幕府の法令で、外国船に対して飲料水・燃料の給与を認めるものです。幕府の外国船に対する対応は、文化3年(1806年)に「文化の薪水給与令」を出し、穏便に出国させるようにしていました。しかし、フェートン号事件や無断上陸事件などが相次いだ後、文政8年(1825年)には異国船打払令を打ち出し強硬策に転じました。しかし、1837年のモリソン号事件を契機に批判が高まった上に、天保11年(1840年)のアヘン戦争におけるの劣勢に驚愕した江戸幕府は、政策を転換し、天保13年(1842年)には遭難した船に限り飲料水・燃料(薪水)の給与を認める「天保の薪水給与令」を発令したのでした。ビビったわけですね。

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