ラジレキ

要点から背景まで、流れでおさえる日本史の全体像

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  • 日本の夜明け
  • 大和王権と古墳文化
  • 古代国家の成立
  • 権力闘争と貴族の時代
  • 武士階級の台頭
  • 武家社会の動揺
  • 動乱の戦国時代
  • 幕藩体制の始まり
  • 発展する経済・文化
  • 揺らぎ始める幕藩体制
  • 明治維新と近代国家の形成
  • 脱亜入欧、日清・日露戦争
  • 第一次世界大戦
  • 第二次世界大戦
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室町幕府

鎌倉幕府に続く、二つ目の武家政権ですね。1338年に足利尊氏が征夷大将軍に任命されたことに伴い創設されました。尊氏としては、武士の本場である関東、鎌倉に拠点を置きたかったようですが、南北朝の動乱のため京都を本拠とします。鎌倉には出先機関として、尊氏の次子である足方基氏を派遣して、鎌倉府を設置しました。鎌倉府のトップである鎌倉公方には、基氏の子孫が世襲しました。また、「室町」の呼称は、三代将軍義満によって京都室町に作られ、「室町殿」と呼ばれるようになったことに由来します。

室町時代の前半は、南北朝の動乱があり、後半は応仁の乱以降戦国時代となりました。室町時代は日本社会の大変革期にあたり混乱の時代でした。中央政府としての室町幕府の権力は大きくなく、日本全国を掌握していた期間は長くはありませんでした。

最期は、織田信長によって1573年に最後の将軍足利義昭が京都を追放されたことを以て終焉とされています。

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