ラジレキ

要点から背景まで、流れでおさえる日本史の全体像

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  • 日本の夜明け
  • 大和王権と古墳文化
  • 古代国家の成立
  • 権力闘争と貴族の時代
  • 武士階級の台頭
  • 武家社会の動揺
  • 動乱の戦国時代
  • 幕藩体制の始まり
  • 発展する経済・文化
  • 揺らぎ始める幕藩体制
  • 明治維新と近代国家の形成
  • 脱亜入欧、日清・日露戦争
  • 第一次世界大戦
  • 第二次世界大戦
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大塩平八郎

大塩平八郎(おおしお へいはちろう)は、江戸時代後期の儒学者ですが、理念を重んじる朱子学ではなく、実践を重んじる陽明学者です。大坂町奉行組与力天保の大飢饉が起き、大坂の民衆が飢餓に喘いでいるにも関わらず、なかなか飢饉対策を講じない幕府の姿勢に、「もはや武装蜂起しかない」と決意を決めました。天保8年2月19日(1837年3月25日)に門人、民衆と共に蜂起します。「大塩平八郎の乱」の勃発です。その際、大塩は自分の蔵書を売り払ったお金を事前に窮民へ分け与え、挙兵への参加をうながしました。しかし、密告によって大坂町奉行所に蜂起が露見し、蜂起はしたものの、当日に鎮圧されてしまいました。役人に囲まれる中、短刀と火薬を用いて自決して果てました。

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