国性爺合戦(こくせんやかっせん)(『国姓爺合戦』)は、近松門左衛門作の人形浄瑠璃。のちに歌舞伎化もされました。正徳5年(1715年)、大坂の竹本座で初演。江戸時代初期、中国人を父に、日本人を母に持ち、台湾を拠点に明朝の清朝からの復興運動を行った鄭成功(国性爺、史実は国姓爺)を題材にとって、これを脚色。結末を含め、史実とは異なる展開となっています。初演から17ヶ月続演の記録を打ち立てたヒット作。
文治政治で安定支配を目指した江戸中期と元禄文化江戸時代中期、幕府はそれまでの武力による高圧的な「武断政治」から、穏健的な「文治政治」へと支配体制を転換させます。 幕府の政治姿勢を変えるきっかけとなったのは、3代将軍徳川家光の死後に発生した「慶安の変」(「由井正雪の乱」)でした。 本記事では江戸時代中期に転換期を迎え繁栄を支えた政治体制から、安定した世の中で発展した元禄文化までを掘り下げています。 武断政治から文治政治へ:穏健主義で安定支配を目指した元禄時代 徳川綱吉:学問愛と「悪法」生類憐みの令 貨幣の改鋳:財政難に苦しむ幕府 新井白石と正徳の治 町人文化が花開く:元禄文化 江戸幕府中期の支配体制、その後の江戸時代に影響を与えた思想・文化までラジレキが独自解説します。09.発展する経済・文化 #22