歌舞伎(かぶき)は、日本の演劇で、伝統芸能の一つですね。1603年(慶長8年)に京都で出雲阿国が始めたややこ踊り、かぶき踊り(踊念仏)から始まり、江戸時代に発展していきました。当初は、女歌舞伎でしたが、女優との性的接触などの風俗紊乱が生じたため、女性が舞台に上がることが禁じられて「若衆歌舞伎」となりました。しかし、これも男色による風俗紊乱が発生。最終的に「野郎歌舞伎」というムサイ形となっていきました。女性や若い男性が舞台に立てないことを補うために男性が女性を演じる「女形(おやま)」が特徴的ですね。
日本の重要無形文化財に1965年(昭和40年)4月20日に指定され、さらに2005年(平成17年)にはユネスコにおいて傑作宣言され、2009年(平成21年)9月に無形文化遺産の代表一覧表に記載されました。