ラジレキ

要点から背景まで、流れでおさえる日本史の全体像

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  • 日本の夜明け
  • 大和王権と古墳文化
  • 古代国家の成立
  • 権力闘争と貴族の時代
  • 武士階級の台頭
  • 武家社会の動揺
  • 動乱の戦国時代
  • 幕藩体制の始まり
  • 発展する経済・文化
  • 揺らぎ始める幕藩体制
  • 明治維新と近代国家の形成
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桜田門外の変

桜田門外の変(さくらだもんがいのへん)は、安政7年3月3日(1860年3月24日)に江戸城桜田門外(現在の東京都千代田区霞が関)で水戸藩からの脱藩者17名と薩摩藩士1名が彦根藩の行列を襲撃、大老井伊直弼を暗殺した事件です。当時の幕政トップが首を取られたということで、幕府権威に大きな動揺が走りました。もはや幕府は絶対的権威・権力の座から滑り落ちてしまった象徴的な事件です。

ちなみに当日は3月にも関わらず雪が降っており、彦根藩の護衛たちは刀に袋をかけていたため、即座に抜刀できませんでした。泰平慣れしてしまっていたことと、まさか襲われることなんてあるかいという油断が招いたのでしょう。現代に置き換えると、まさに安倍元総理銃殺事件のような衝撃を当時の人々に与えたのでしょうね。

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