「漢委奴国王」の金印のことです。
『漢書』などによると漢の印綬制度では印の材質では上から順に玉・金・銀・銅、綬の色は多色(皇帝で六色)、綟(萌黄)、紫、青、黒、黄となる。更に印の鈕(つまみ)部分には、魚、蛇、龍、虎、亀、羊、馬、駱駝などの動物のかたち、鼻、瓦、橋のかたちなど、さまざまな造形が施されることになっていました。
ちなみに「漢委奴国王」の金印は、金印・紫綬・蛇鈕ですので、それぞれGrade2って感じですね。「王号」の場合、一般的なものかと。実際に福岡市博物館で常設展示されているものを見たことありますが、予想以上に小さいです。これを志賀島で見つけたお百姓さんは凄い。