盧溝橋事件(ろこうきょうじけん、中国語: 七七事件)は、1937年(昭和12年)7月7日に北京の西南方向の盧溝橋で起きた日本軍と中国国民革命軍との衝突事件です。1937年7月7日夜、駐屯していた日本軍の将兵が盧溝橋付近の河原で夜間演習中、実弾を撃ち込まれ、点呼時に兵士の1人が所在不明だったため、中国側の攻撃があったと判断して起きたと言われています。比較的小規模な戦闘が繰り返された後、7月9日には中国側からの申し入れにより一時停戦状態となりましたが、その後も小競り合いが続き、幾つかの和平交渉が行われたものの、結果として日中戦争(支那事変)に突入することとなりました。中国では一般的に日付から七七事変と呼ばれています。この盧溝橋事件が発端となって日中戦争となりましたが、日本も中国もどちらも正式な宣戦布告がないままズルズルと戦争へと「沼って」いってしまいました。