幽玄(ゆうげん)とは、文芸・絵画・芸能・建築等、諸々の芸術領域における日本文化の基層となる理念・概念の一つ。同じ歌道の理念である有心(うしん)とともに並んで用いられることが多いのですが、本来、幽玄と有心は別の意味の言葉です。和歌だけでなく、能楽・禅・連歌・茶道・俳諧など、中世・近世以来の日本の芸術文化に影響を与え続け、今日では一般的用語としても用いられています。
じゃあ「幽玄」って何かというと、
・物事の趣が奥深くはかりしれないこと。また、そのさま。
・趣きが深く、高尚で優美なこと。また、そのさま。
・気品があり、優雅なこと。また、そのさま。
・上品でやさしいこと。そのさま。
・中古の「もののあはれ」を受け継ぐ、中世の文学・芸能の美的理念の一。言葉に表れない、深くほのかな余情の美。
といった説明がでてきますが、「言葉ではうまく表せない、深遠微妙な神秘性的なありさま」と纏めたらいいでしょうか。。。難しい!