ラジレキ

要点から背景まで、流れでおさえる日本史の全体像

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  • 大和王権と古墳文化
  • 古代国家の成立
  • 権力闘争と貴族の時代
  • 武士階級の台頭
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  • 幕藩体制の始まり
  • 発展する経済・文化
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三浦の乱

三浦の乱(サンポのらん)とは、1510年に朝鮮の東南部にあった日本人居留地の総称である「三浦」で発生した、対馬守護宗氏と恒居倭人(朝鮮居留日本人)による反乱です。15世紀、宗氏は三浦を拠点に朝鮮と通交していましtが、朝鮮にとってこうした通交は多大な負担だったため、次第に制限を加えていきました。対馬という島の領主であった宗氏にとって、朝鮮との通交は重要な財源でしたので、通交の制限は受け入れられるものではなく、両者の間に確執が生まれていきます。また、三浦に居住している恒居倭の増加に伴い様々な問題が生じ、朝鮮は恒居倭に対しても強硬な姿勢で臨むようになっていきました。こうした中で蓄積された日本人の不満が1510年に三浦の乱という形で爆発しましたが、朝鮮に鎮圧された。その結果、三浦居留地は廃止され、通交も大幅な制限を受けることになりました。

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