市場経済では、最終的に市場動向・需給によって経済が動きますが、最初から必要なものがわかっていれば、計画的に生産していく方が効率がいいわけです。たとえば焼け野原になって何もかも足りないのであれば、限られた資源を順序立てて効率よく差配していくことによって経済がうまく回ります。ただし、これは「計画が正しい」≒「需要が読める」ということが前提です。日本企業の多くが需要を読み違えて在庫を抱えてしまったり、イノベーションを生み出せなかったりして経済的に失敗することはイメージできると思います。あくまでも「あの国に追いつこう!」的な感じで足りないものを生産する際にはいいんですけどね。