人間宣言(にんげんせんげん)とは、連合国占領下の日本で1946年(昭和21年)1月1日に昭和天皇が発した詔書の俗称です。
正式名称は「新年ニ當リ誓ヲ新ニシテ國運ヲ開カント欲ス國民ハ朕ト心ヲ一ニシテ此ノ大業ヲ成就センコトヲ庶幾フ」(しんねんニあたリちかいヲあらたニシテこくうんヲひらカントほっスこくみんハちんトこころヲいつニシテこノたいぎょうヲじょうじゅセンコトヲこいねがフ)である。
勅書の概要
「人間宣言」により、昭和天皇は、『天皇を現御神(アキツミカミ)とするのは架空の観念である』と述べ、自らの神性を否定しました。しかし、この箇所は、詔書の最終段落の数行のみで分量としても6分の一に過ぎません。その数行も事実確認をするのみで、特に天皇が何かを放棄しているわけでもないですし、天皇の祖先が日本神話の神であることも否定していません。
この詔書の主眼としては、日本の民主主義は日本に元々あった『五箇条の御誓文』に基づいていることを示すことが、昭和天皇による詔書の主な目的でした。Wikiで現代語訳の全文が読めますので、お時間あればぜひ読んでみてください。(「人間宣言」で検索すれば出てきます。)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%BA%E9%96%93%E5%AE%A3%E8%A8%80