南無妙法蓮華経（なむみょうほうれんげきょう）とは、「法華経に帰依します」という意味ですね。法華宗では、法華経という経典自体に価値があると信じています。ちょっと例えが適切かはあれですが、イスラム教徒が「クルアーンは、神の言葉であることを信じる！」という感覚でしょうか。一方の浄土宗では、念仏（＝仏を念ずる。）として、「阿弥陀仏に帰依します」の意味で、「南無阿弥陀仏」と唱えるわけです。同じ仏教であっても、信じるものが違うので、言葉に出すのも変わってくるわけですね。