青銅器は、銅や錫は溶ける温度が鉄などよりも低いので、木炭などの弱い火力でも加工することができます。日本では、銅剣や銅鐸などを作りました。
一方の鉄は現代でも身の回りでさまざまな用途で使われている便利な金属です。ただ、鉄は融点が高く、低い温度では溶けないという特徴がありました。
そのため、世界史的には、石器時代→青銅器時代→鉄器時代と移り変わっていきますが、日本の弥生時代には、大陸から青銅器と鉄器がともにやってきたと考えられており、日本の時代区分は、「旧石器時代」→「縄文時代(新石器時代)」→「弥生時代(新石器+青銅器+鉄器)」となって、青銅器時代とか言いません。