正論新聞(大新聞(おおしんぶん))と小新聞(こしんぶん)とは、明治時代初期(1870年代-1880年代)に行われた、新聞の分類です。現在の高級紙・大衆紙の別に近いですね。知識階級を対象に政論を主体としたものを「大新聞」、庶民向けに娯楽記事を主体としたものを「小新聞」と呼びました。しかし、後発の小新聞の方が大新聞より売れたので、大新聞も小新聞的記事を載せるようになり、小新聞も社会状況に遅れないよう論説などの記事を充実させていったため、両者は次第に近付き、呼び分けも消滅しました。
ざっくり用語解説
正論新聞(大新聞(おおしんぶん))と小新聞(こしんぶん)とは、明治時代初期(1870年代-1880年代)に行われた、新聞の分類です。現在の高級紙・大衆紙の別に近いですね。知識階級を対象に政論を主体としたものを「大新聞」、庶民向けに娯楽記事を主体としたものを「小新聞」と呼びました。しかし、後発の小新聞の方が大新聞より売れたので、大新聞も小新聞的記事を載せるようになり、小新聞も社会状況に遅れないよう論説などの記事を充実させていったため、両者は次第に近付き、呼び分けも消滅しました。