ラジレキ

要点から背景まで、流れでおさえる日本史の全体像

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活字印刷術

活版印刷術(かっぱんいんさつじゅつ)は、活字を組み込んで並べた組版(活版)を用意し、それに塗料を塗って、紙へ転写して印刷する技術・方法のこと。凸版印刷の一種ですね。もともと中国で11世紀ころに発明されていて、13世紀には朝鮮半島・高麗でも利用されていて、日本にも13世紀末にはその技術は伝わっていたようです。しかし、中国・朝鮮・日本のような漢字文化圏においては、活字の数が膨大であるため、長らく活版印刷よりも木版印刷が普及していました。一方、ヨーロッパでは15世紀中盤ごろにドイツのグーテンベルクによって活版印刷術が改良されて、大いに利用されていました。その活版印刷術が、戦国期の日本に伝わりましたが、引き続き活字の数が膨大であるという状況に変わりはなく、利用は限定でした。

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