側用人(そばようにん)は、幕府の役職の一つで、5代将軍・綱吉の時代に設置されました。側用人は、将軍の近くに仕えて、将軍の命令を老中に伝達します。また、老中からの上申を将軍に取り次ぎます。秘書官・官房長官といった要職です。格は、老中に準じますが、職務上の権力は老中をもしのぎます。側用人が取り次がないことで、将軍・側用人コンビは、老中に対する政務上の拒否権を握ったからです。 定員は一名(欠くこともある)で、一万石以上の譜代大名が任命されました。
ざっくり用語解説
側用人(そばようにん)は、幕府の役職の一つで、5代将軍・綱吉の時代に設置されました。側用人は、将軍の近くに仕えて、将軍の命令を老中に伝達します。また、老中からの上申を将軍に取り次ぎます。秘書官・官房長官といった要職です。格は、老中に準じますが、職務上の権力は老中をもしのぎます。側用人が取り次がないことで、将軍・側用人コンビは、老中に対する政務上の拒否権を握ったからです。 定員は一名(欠くこともある)で、一万石以上の譜代大名が任命されました。