文化大革命(ぶんかだいかくめい)とは、中華人民共和国で、大衆を動員して行われた政治闘争のこと。毛沢東自身が主導し、直接紅衛兵を動員して、既成の一切の価値を変革すると唱えましたが、文化や思想的な刷新を目的としつつ、劉少奇を代表とする党・政府機関および学界の実権派から毛沢東が権力を奪還する闘争でした。この文革の結果、多くの知識人が投獄・殺害され、文闘は武闘に発展、一般にも多くの死者を出してその後の中国社会に深刻な傷を残すことになります。毛沢東死後の鄧小平時代の1980年代以降「重大な歴史的誤り」として全面否定されました。