第32代天皇。欽明天皇の子ですが、敏達天皇、用明天皇とは異母兄弟です。用明天皇の母と崇峻天皇の母はともに蘇我氏で、姉妹関係です。蘇我馬子の甥。
用明天皇の死後、同じ蘇我系の皇子として、蘇我馬子によって天皇に擁立されるも、権勢を振るう馬子に対して、憤りを感じます。ある日、崇峻天皇に猪が献上されると、崇峻天皇は「いつかこの猪の首を斬るように、自分が憎いと思っている者を斬りたいものだ」と発言。この言葉を聞いた馬子は、身の危険を感じたため先手を打って、崇峻天皇の暗殺を実行しました。
ちなみに天皇が暗殺されたのは、確定している例では崇峻天皇が唯一の事例です。