主要先進国首脳会議(しゅようせんしんこくしゅのうかいぎ)とは、G7サミットのことで、フランス、米国、英国、ドイツ、日本、イタリア、カナダ(議長国順)の7か国及び欧州連合(EU)の首脳が参加して毎年開催される国際会議のことです。現在では、主要国首脳会議に名称が変更されました。
1971年のドル=ショックによってブレトン=ウッズ体制が崩れた後、1973年秋のオイル=ショックで世界経済が大きな混乱に陥ったため、従来のアメリカ経済依存体質を捨て、先進国が協力して世界経済の安定と発展を図る必要が出てきました。フランスのジスカールデスタン大統領が提唱し、1975年11月に第1回サミットが、フランスのランブイエで開催された。第1回の参加国は、フランス、西ドイツ、イギリス、アメリカ、日本の5ヵ国でしたが、イタリアが第1回会合に飛び入り参加して6か国になり、翌年からカナダを加えてG7となり、1977年からはEC(現在のEU)も参加するようになりました。その後、一時ロシアが参加していた時期もありましたが、2014年のクリミア危機以降はロシアは除外されました。