ベルツは、ドイツの医師で、明治時代に日本に招かれたお雇い外国人のひとりです。東京帝国大学医科大学の前身となる東京医学校に着任すると、病理学、生理学、薬物学、内科学、産婦人科学、精神医学などを担当、講義だけでなく自ら病理解剖を執刀して、明治期の日本医学界に近代西洋医学を教え、医学発展と基礎を築きました。また、彼の30年弱にわたる日本滞在期間における、彼の日記や手紙は、のちに『ベルツの日記』としてまとめられて、当時の西洋人から見た明治時代初期の日本の様子が詳細にわたって描写されています。
ざっくり用語解説
ベルツ
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