ラジレキ

要点から背景まで、流れでおさえる日本史の全体像

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  • 日本の夜明け
  • 大和王権と古墳文化
  • 古代国家の成立
  • 権力闘争と貴族の時代
  • 武士階級の台頭
  • 武家社会の動揺
  • 動乱の戦国時代
  • 幕藩体制の始まり
  • 発展する経済・文化
  • 揺らぎ始める幕藩体制
  • 明治維新と近代国家の形成
  • 脱亜入欧、日清・日露戦争
  • 第一次世界大戦
  • 第二次世界大戦
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太宰春台

太宰春台(だざい しゅんだい)は、江戸時代中期の儒学者・経世家(経済学者)です。最初、朱子学を学びますが、京都で伊藤仁斎の講義を聴くと、その人格にうたれます。しかし、江戸に戻った正徳3年(1713年)、友人の紹介で荻生徂徠の門に入ると古文辞学へと転向しました。江戸の小石川に塾を開き、多くの門人を育てつつ研究・執筆活動をします。

のちに徂徠の説を批判し、『易経』を重んじて全ての事象を陰陽をもって解釈しようとしました。また、征夷大将軍こそが「日本国王」であり、鎌倉・室町・江戸の3時代それぞれに別個の国家が存在したと説きました。その秀才と剛気は、孔子の弟子・子路になぞらえられました。

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