明治民法（改正前の民法）で、家族を支配、統率するために戸主に認められていた権利のことです。家族の婚姻や養子縁組に対する同意権、家族の居所指定・離籍権などが含まれていました。この権利がある一方で、家族全員に対する扶養義務も負っていました。