1956年に「もはや戦後ではない」と経済白書に記載し、1965年に始まった「いざなぎ景気」の好況は1970年まで、実に57か月にわたって続きました。 その間の1968年に日本のGNP(国民総生産)は西ドイツを抜いて、敗戦から20年余りで日本は資本主義諸国のなかで米国に次ぐ第2位の経済大国となったのでした。しかし、世界第二位の経済大国としての地位は、2010年に中国に抜かれて第3位となり、2023年にはドイツに抜かれて第4位になってしまいました。また、インドの足音も聞こえてきています。