ラジレキ

要点から背景まで、流れでおさえる日本史の全体像

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  • 日本の夜明け
  • 大和王権と古墳文化
  • 古代国家の成立
  • 権力闘争と貴族の時代
  • 武士階級の台頭
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  • 動乱の戦国時代
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  • 発展する経済・文化
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  • 明治維新と近代国家の形成
  • 脱亜入欧、日清・日露戦争
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享保の大飢饉

享保の大飢饉(きょうほうのだいききん)は、江戸時代中期に起こった飢饉で、寛永(1642‐1643)・天明(1782‐1787)・天保(1833‐1839)の大飢饉と並んで、江戸四大飢饉の一つに数えられています。

1731年(享保16年)末から天候が悪く、年が明けた1732年(享保17年)には、5月、6月まで雨と低温が続きました。冷夏に加え、うんか などの害虫も発生して稲作に甚大な被害が生じてしまいました。中国・四国・九州地方の西日本各地が凶作に見舞われ、被害は西日本諸藩のうち46藩にも及びました。この46藩の総石高は236万石ありますが、この年の収穫はわずか27パーセント弱の63万石程度で、1万人を超える餓死者が出たといいます。

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