まず、一般的な「干支(えと)」に関する話をします。
本来、干支とは十干十二支のことを指し、
十干とは、「甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸」の十個を指し、
十二支は、「子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥」の12個を指しています。
この二つを組み合わせて、60年周期の記号を作り、それを以てその一年を表しています。
60年周期なので、60歳のことを干支が還ってきたので「還暦」と呼ぶわけです。
ちなみに最初の組み合わせは「甲子」。この甲子の年に作られてので「甲子園」というわけです。
読み方は「辛卯(かのとう、しんきんのうさぎ、しんきんのう、しんぼう)」。音読みの「しんぼう」が一般的ですかね。干支の組み合わせの28番目で、広開土王碑に刻まれています。4世紀後半としては391年にあたるので、高句麗軍と倭軍が激突したのが、391年と考えられています。