日印平和条約(にちいんへわじょうやく)とは、日本とインドとの間の平和条約です。サンフランシスコ講和会議にインドは招かれていましたが、会議のありかたをインドは非難し参加しませんでした。しかし、日本との関係回復を否定する立場にはないとして、個別に平和条約を結ぶ意思を示したことから、日印平和条約が締結されました。これにより、日本国政府とインド政府との間で、両国間における第二次世界大戦の戦争状態が終結しました。1952年6月9日に署名。1952年8月2日に発効。
この日印平和条約で取り決められた外交・通商関係の規定は暫定的なものとされ、最終的には1958年2月に締結(同年4月に発効)された日印通商条約によって成立しました。