1949(昭和24)年4月23日、GHQ(連合国総司令部)が1ドル360円の単一為替レートの設定を発表し、4月25日から実施されました。この為替レートは敗戦後の日本経済の安定と自立を目標に、GHQ顧問だったジョゼフ・ドッジの方針に沿って決定されました。この固定相場制はその後、1971年12月、スミソニアン博物館で決められた1ドル308円というスミソニアン・レートを経て、1973年2月から変動相場制に移行し、現在に至っています。
ドッジ=プランによって、各種補助金が削られていく中、想定よりも円安の為替レートとなり、輸出促進につながっていき、日本の工業立国・貿易立国の礎のレートとなりました。