日朝修好条規(にっちょうしゅうこうじょうき)は、1876年(明治9年)2月26日に日本と李氏朝鮮との間で締結された条約とそれに付随した諸協定を含めたものです。江華島で調印されたため江華島条約(カンファド/こうかとう じょうやく)とも、呼ばれます。内容の特記事項としては、
・朝鮮は独立国であることを明記
・片務的(日本のみ)領事裁判権の設定
・関税自主権の喪失
といった点です。この日朝修好条規の締結によって、それまで限定的な国交しか持たなかった朝鮮が開国する契機となりました。このあと、朝鮮は似たような内容の条約を他の西洋諸国(アメリカ合衆国、イギリス、帝政ドイツ、帝政ロシア、フランス)とも締結することになりました。