ラジレキ

要点から背景まで、流れでおさえる日本史の全体像

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  • 日本の夜明け
  • 大和王権と古墳文化
  • 古代国家の成立
  • 権力闘争と貴族の時代
  • 武士階級の台頭
  • 武家社会の動揺
  • 動乱の戦国時代
  • 幕藩体制の始まり
  • 発展する経済・文化
  • 揺らぎ始める幕藩体制
  • 明治維新と近代国家の形成
  • 脱亜入欧、日清・日露戦争
  • 第一次世界大戦
  • 第二次世界大戦
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ハル=ノート

ハル=ノートとは、1941年11月、太平洋戦争直前の日米交渉の際に米国国務長官ハルが日本に提示した覚書です。日本軍の中国および仏領インドシナからの全面撤兵を要求し、蒋介石政権以外の政権の承諾拒否(日本は汪兆銘政権を承認)、日独伊三国同盟の破棄などを内容とするもので、アメリカによる日本への事実上の最後通牒とみなされました。非妥協的な内容で、かつそれまでの日本の対外行動を全否定する内容だったために、日本としては到底受け入れられる内容ではありませんでした。そのため、開戦論者はもちろんのこと、外交交渉で対米開戦を避けようとしていた交渉論者も開戦を支持することになりました。そのため、ハル=ノートは、日本に対米開戦を決意させたものとして日米関係史において重要なものとされています。

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