ラジレキ

要点から背景まで、流れでおさえる日本史の全体像

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  • 日本の夜明け
  • 大和王権と古墳文化
  • 古代国家の成立
  • 権力闘争と貴族の時代
  • 武士階級の台頭
  • 武家社会の動揺
  • 動乱の戦国時代
  • 幕藩体制の始まり
  • 発展する経済・文化
  • 揺らぎ始める幕藩体制
  • 明治維新と近代国家の形成
  • 脱亜入欧、日清・日露戦争
  • 第一次世界大戦
  • 第二次世界大戦
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奥州藤原氏

後三年合戦ののちの1087年から、奥州(東北地方)に一大勢力を築き、源頼朝によって滅ぼされる1189年までの約100年間の繁栄を誇った一族。いちおう藤原北家の支流に連なる家系と認識されていました。平安時代の末期に当たる時期でしたが、交易や砂金産出などによって、安定的な収益を稼ぎ、また奥州藤原氏による奥州統治が安定を示したことから、奥州藤原氏の拠点であった平泉は、当時平安京に次ぐ日本第二の都市となりました。奥州に半独立国的なポジションを謳歌しました。その象徴的な建物が、中尊寺金色堂でしょう。ちなみにマルコ・ポーロが『東方見聞録』に記述した「ジパングには黄金でできた建物がある」というのは、金閣寺ではなく、この中尊寺金色堂のことです。(なぜなら、マルコ・ポーロの時代にはまだ金閣寺はありませんでした。)

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