『平家物語』（へいけものがたり）は、作者不詳の軍記物語である。 鎌倉時代に成立したとされ、平家の栄華と没落、武士階級の台頭などが描かれています。琵琶法師によって日本全国で語られました。

書き出しは、まさに声に出して読みたい日本語ですね。

祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。

沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。

奢れる人も久からず、ただ春の夜の夢のごとし。

猛き者も遂にはほろびぬ、偏ひとへに風の前の塵におなじ。

（平家物語第一巻　祇園精舎より）