本木昌造(もとき しょうぞう/もとぎ しょうぞう)は、もともと江戸幕府のオランダ通詞(通訳)をやっていましたが、日本における活版印刷の先駆者として知られています。幕府の通詞をする傍ら、西洋への興味から操船、造船、製鉄、活字製造などに関わります。明治政府成立後に、職をなくした武士への授産施設として私塾を開き、そこの一事業であった活字製造は、のちに独立して「新街活版所」となり、門下生らによって東京築地活版製造所などへとつなたりました。
ざっくり用語解説
本木昌造
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