北朝鮮による日本人拉致問題は、1970年代から1980年代にかけて、北朝鮮の工作員などによって日本や欧州から日本人を数十人から数百人拉致されたという問題です。2002年に平壌で行われた日朝首脳会談で、当時の北朝鮮の最高指導者である金正日が日本人拉致を認め、謝罪しました。しかし、日本人を拉致したことに対する賠償や、拉致被害者の全員帰国がなされないまま、拉致被害者家族の死亡・高齢化が進み、現在も課題として残されてしまっています。