金沢文庫(かねさわぶんこ)は、鎌倉時代中期(13世紀後半)において、金沢流北条氏の北条実時が金沢郷(現在の横浜市金沢区)に設けた文庫です。武家の文庫としては日本最古と紹介されることもあります。鎌倉幕府の滅亡後は、称名寺が典籍類の管理を引き継ぎましたが、次第に衰退。「金沢文庫本」と呼ばれる典籍の多くは散逸してしまいました。近代になって復興され、現在は「神奈川県立金沢文庫」(かなざわぶんこ)の名称で県立歴史博物館となっており、様々な所蔵品を保管・展示しています。
鎌倉時代は、「かねさわぶんこ」、現代は地名・駅名含めて、「かなざわぶんこ」。ややこしいですね。